リピータが必要な理由
PROFIBUS DPのシステムは最大127台(または126台)の機器を接続し、マスター/スレーブ間で通信を行うことができます。
ただ、注意すべき点はPROFIBUS DPはRS485の電気仕様をベースとしていることです。
RS485の仕様では、32台以上の機器を接続することができません。
そこでPROFIBUS DPのシステムで、32台以上の機器を接続する場合は、リピータを使用して、接続台数を増やすことになります。
リピータなしで接続されるPROFIBUS機器の集まりをセグメントと言います。
言い換えると、リピータはセグメントとセグメントの結合に使用されます。
PROCENTEC社はさまざまな場合に対応するPROFIBUS DP用リピータを用意しています。
コンパクトPROFIBUSリピータ B1
紹介
コンパクトPROFIBUSリピータB1は小型で安価な機器ですが、リピータに必要とされる機能を全て備えています。
また、PROFIBUSシステムを診断するためのアナライザ接続口も用意されています。
特長
電気的
・セグメント間絶縁
・RS485のケーブル長を延長可能にします
・供給電源を冗長化可能(19-28VDC)
プロトコル
・9.6kbpsから12Mbpsまで全てのPROFIBUS DPプロトコルで使用可能
・アドレス設定は不要
機械的
・終端抵抗がスイッチ設定可能
・LEDにてバス状態の表示
・DINレール取り付け
・IP20 環境対応
マニュアルダウンロード
1. ユーザマニュアル コンパクトリピータB1 日本語(Repeater-B1-Manual1-JP.pdf 10.6MB) ダウンロード
価格
オーダーコード 101-00201A 1台 121,000円(税込)
ProfiHub B5+R - 5チャンネル PROFIBUS DP Spurリピータ
紹介
ProfiHub B5は1:5のリピータとして使用します。
PROFIBUS DPのラインを5分岐できるため、システム内の配線がフレキシブルになると同時に、ネットワークをセグメントに分割することで保全が楽になります。
説明
PROFIBUS DPは高速通信であるため、安定した通信を実現するにはネットワークの敷設ルールを順守しなければなりません。
ルールの1つとして、Spurライン(支線)があります。
高速のPROFIBUS DP(3Mbps以上)では反射波を防止するため支線の使用は禁止され、リピータを使用することになります。
ProfiHub B5はPROFIBUSのスター結線が必要なアプリケーションや、Spurラインの対応として、多くの実績があります。
特長
・セグメント間絶縁
・全てのPROFIBUS DPプロトコルに対応
・アドレス設定は不要
・PROFIBUSの接続は端子またはD-sub9ピンコネクタ
・終端抵抗がスイッチ設定可能
・LEDにてバス状態の表示
・DINレール取り付け
・IP20 環境対応
・電源2重化
マニュアルダウンロード
1. New ユーザマニュアル ProfiHub B5+R 日本語(ProfiHub-B5_R-Manual-EN-V4_0_2_R_JP.pdf 3.13MB) ダウンロード
価格
オーダーコード 17020R 1台 302,500円(税込)
また、IP65対応のリピータも用意しています。
ご興味のある方はお知らせください。